エリカがプレゼンターを務めるNHK WORLDの番組、「Medical Frontiers」。日本の最新医療から生活に渡るトピックを毎回掘り下げる番組です。

今回は新型コロナウイルス特集（7）「粘膜の力で、感染を防ぐ」です。

新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、CDC（米疾患予防管理センター）や日本感染症学会は、この冬インフルエンザとの同時流行を示唆し、警戒を呼び掛けています。こうした中、国立感染症研究所は、従来の注射型のインフルエンザワクチンよりはるかに効果が見込まれる、鼻の中にワクチンを噴霧する“経鼻インフルエンザワクチン”を開発。副作用の少ない不活化ワクチンとしては、世界初となります。ウイルスの感染経路として共通しているのが、口や鼻の“粘膜”。経鼻ワクチンは、感染の入り口にあたる“粘膜”に直接投与して、粘膜の免疫機能を増強するもので、侵入してきたウイルスの感染自体を防ぐ仕組みです。感染研では、コロナウイルスのワクチンもこの経鼻ワクチンで開発することを目指しています。さらに、この粘膜免疫の要である抗体には日本人に共通する特徴があり、これが日本人の新型コロナウイルス重症化が少ない“ファクターX”ではないかという説を検証する研究も進んでいます。研究最前線の情報と共に、唾液の分泌を促進するTipsも紹介します。

 

OA日時：

＜NHK WORLD＞

2020年10月20日（火）00:30-00:58 (10月19日深夜）、6:30-6:58、12:30-12:58、18:30-18:58

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