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    実は老化を進めてしまう7つの習慣(後編)

    実は老化を進めてしまう7つの習慣(後編)

    先週に引き続き、一見問題がなさそうでも実は老化を早めてしまう習慣をご紹介します。前回は食生活で誤解されがちな3つの習慣についてお話ししましたが、今回は生活に関する4つの習慣です。

    ◆ 習慣4: 「10代後半〜20代前半と変わらず今も夜更かし」

    寝不足は美容の大敵!と分かっていても、溜まった仕事を一気に終わらせようとしたり、ダラダラとメールをチェックしたりテレビを観たりしているうちに、あっという間に夜は更けていきますよね。「昔から寝不足でも全然平気だった!」「私は睡眠時間が短くても大丈夫!」と思っている人もいるかもしれませんが、細胞の修復が早い10〜20代の頃と違い、決して過信してはいけません。翌日お化粧のノリがちょっと悪くなるだけというレベルではなく、実際は高血圧、糖尿病、体重増加につながるという研究結果もあるのです。さらに、これらの健康上の問題だけでなく、2013年7月に発表された最新の研究(出典1)では、睡眠不足がシワやシミ、色素沈着、皮膚の炎症を加速させる一因であるということも分かっています。

    解決法: なるべく8時間程度の睡眠をとるように心がけ、睡眠を優先するようにしましょう。必要な睡眠時間については個人差がありますが、目覚ましをつけずに寝てみるとよく分かります。きっと多くの人は7〜8時間後に心地良く目覚められるでしょう。それがあなたが本当に必要としている睡眠時間です。また、時間だけでなく質にもこだわって、深い眠りにつけるよう工夫してみましょう。(もちろん10〜20代の人にとっても睡眠は大切なので誤解のないように!質の良い眠りについては、2012年11月30日の投稿をご参照ください。)

    ◆ 習慣5: 「ストレスを抱えたまま放置している」

    仕事が山積み、通勤時間が長い、同僚とのいざこざ、、、。ストレスを完全になくすことは難しいにしても、そのストレスをそのまま放置していませんか?それはとても危険なこと。ストレスによってコルチゾールやノルエピネフリンといったホルモンが分泌され、血圧の上昇と免疫力の低下につながります。さらに慢性的なストレスは治癒力の低下、学習や記憶、気分と関わりのある脳の部分の萎縮や早期の老化だけでなく、お腹まわりに脂肪がついたり、皮膚が薄くなったり、といったことにもつながります。

    解決法: 少なくとも一つ、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。どんなにストレスが多くても、どう向き合うかによって、ホルモンのバランスを維持することができます。例えば、どこでも出来る深呼吸は抜群のストレス対策で、副交感神経系に働きかけ、DHEA とよばれるアンチエイジングホルモンの分泌を促進します。まず5秒かけて鼻からゆっくりと息を吸ったあと、1秒息を止めます。そのあと「ふー」と声を出しながらゆっくり5秒かけて口から息を吐きます。これをあと3回繰り返しましょう。これだけでも立派なストレス解消になります。また、ヨガをしたり、リラックスできる音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に入ることなどもストレス解消に役立ちます。

    ◆ 習慣6: 「体重を減らしたい時にしか運動しない」

    運動はアンチエイジングにとても効果的なのですが、一般的にはダイエット目的と考えられる場合が多く、その老化防止効果を十分に享受できていません。夏に向けてのスリムな体作りのためや、ダイエットのために数週間だけジムに通っても、その後数ヶ月運動をしないという状況であれば、せっかくの効果を十分得られません。定期的に運動をしている人はほとんど運動をしない人に比べ、テロメアが長いという研究結果があります。(テロメアは歳を重ねるごとに短くなります。テロメアについては、2013年6月13日の投稿をご参照ください。)定期的に運動することで頭のモヤモヤや炎症を抑え、2型糖尿病を予防するだけでなく、輝かしいお肌を保つことができるのです。

    解決法: ウォーキング、サイクリング、ダンスなど、何でもいいので自分が楽しめる運動を選び、できれば週5回、1回20-25分を目標に行うようにしましょう。10分間を2セットに分けて行っても大丈夫です。年齢を重ねるごとに筋肉量が減っていくため、運動することがますます重要になってきます。運動は体重を減らすために短期集中で頑張るのではなく、アンチエイジングのためと心得て、ライフスタイルに取り入れましょう。

    ◆ 習慣7: 「前回いつセックスをしたのか思い出せない」

    (こちらの項目は大人の女性へのアドバイスです)

    疲れているからとか興味がないからという理由でセックスレスになりがちですが、セックスにはアンチエイジングやストレスの軽減、健康的なホルモンの分泌を促したりする効果があります。活発なセックスライフを送っている人は免疫力が高く、ホルモンバランスも良く、心臓も健康的で、ストレスが少ないという研究結果も報告されています。他の研究では、定期的にセックスをしているカップルは実際の年齢よりも最高で10歳も若く見えるという嬉しい結果も出ています。また、セックスはDHEA、オキシトシン、エストロゲンといった若々しいお肌作りに欠かせないホルモンの分泌も促し、成長ホルモンの分泌までも促進することも分かっています。毎週セックスをしている女性はそうでない女性に比べて、つややかな髪となめらかなお肌にとって必須であるエストロゲンの値が倍ほど高いという研究結果もあるほどです。

    解決法: ロマンチックでないかもしれませんが、セックスを予定に組み込み、優先するようにしましょう。女性は精神的な欲求が肉体的な興奮に先行しなければならないと考えていて、その欲求がないとセックスが好きではないと思ってしまいがちですが、専門家によると、実際に行為を行うことによってその欲求が芽生えるということです。女性の身体とホルモンの深い関係についてはエル・オンラインの記事をご覧ください。

    http://www.elle.co.jp/wellness/erica_angyal_hormone/lovelife_12_1016

    みなさんはこれらの7つの習慣のうち、いくつ当てはまりましたか?習慣を変えることは簡単ではありませんが、この投稿を読んで「なるほど!」と思った時点で既に大きな第一歩です。これならできるかも、、、と思うことからでいいので、少しずつ変えていきましょう。10年後、20年後の「あなた」が、そんな「あなた」を見たら、「エライッ、私!!」と褒めてくれると思いますよ。

    Lots of Love, Erica

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    (出典1) Oyetakin White., P., et al, “Effects of Sleep Quality on Skin Aging and Function”, Department of Dermatology, Department of Pulmonary and Sleep Medicine, University Hospitals Case Medical Center and Case Western Reserve University, Cleveland Ohio and Estee Lauder Companies, July 2013.

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