野菜や果物をたくさん摂ることが、美と体の健康を保つ上でとても大切だということはご存じだと思いますが、最近の研究で心の健康にも影響を及ぼすということが分かってきました。
先月発表されたばかりの研究によると、イギリスで8万人の男女を対象に行った食習慣の調査で、毎日の野菜や果物の摂取量が多い人ほどより幸せだと感じているという結果が出ました。野菜や果物を食べれば食べるほど心がより元気になり幸せだと感じるというもので、なかでも1日に560g(※注)以上摂取している人の幸福度が最も高い数値でした。
最近は、手軽にファストフードやジャンクフードで食事を済ます方も多いかもしれませんが、そういう食生活がうつ病などの精神的疾患を引き起こす一因とも言われています。野菜や果物には、様々なビタミン・ミネラル、抗酸化成分やフィトケミカルがたくさん含まれているため、脳機能や精神衛生に非常に良い影響を与えるのです。だからこそ、野菜や果物をたくさん摂る食生活に切り替えるだけで、あなたの心がどんどん元気になっていくことにきっと気付くと思います。もちろん、タンパク質や良質な油(特に魚のオメガ3脂肪酸)を一緒に摂るのもお忘れなく!
健康で美しく、そしてハッピーでいるために、カラフルで新鮮な野菜や果物を毎日たくさん摂るように心がけてみてください!
Lots of Love, Erica
※注: この研究では、野菜と果物80gを1サービングサイズとして、摂取量と幸福感の相関関係を記録しました。1日に7サービングサイズ以上の野菜や果物を摂取している人の数値が最も高いとのことで、分かりやすく80g×7=560gと換算して表記しました。(食材例:りんご1個=約300g、にんじん1/2カップ=約60g)
出典: Stewart-Brown, S., et al, “Is Psychological Well-Being Linked to the Consumption of Fruit and Vegetables?” Social Indicators Research, October 2012, DOI 10.1007/s11205-012-0173-y.
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