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    美味しいだけじゃない!? 次第に明らかになるコーヒーのすごい効果!

    美味しいだけじゃない!? 次第に明らかになるコーヒーのすごい効果!

    美味しいコーヒーは2杯3杯と飲みたくなるものの、カラダによくないのではないか、、、と未だ不安を持っている人もいるかもしれません。そんなコーヒー好きのみなさん、安心してください!カラダによくないどころか、コーヒーにはすばらしい効果があるのです!多くの研究が進むほどに、適量のコーヒーを飲むことによってもたらされる、そのすばらしい効果が明らかになっています。
     
    ここ5年間で行われた数々の研究により、コーヒーの様々な病気に対する予防効果が認められています。その病とは、パーキンソン病・アルツハイマー病・糖尿病・肝臓がん・結腸がん・前立腺がんなどで、それらの罹患リスクを大幅に低下させるということが判っています。(出典1,2,3,4)
     
    約30万人を対象とし、長いものは30年前から現在も尚計測継続中の3つの異なるデータを研究したハーバード大学の研究(出典5)により、1日3杯のコーヒーで寿命が延びることが判りました。コーヒーの適量摂取と全死亡率の低下との関連性が認められており、また心臓病やアルツハイマー病・パーキンソン病などの神経疾患による死亡率を下げるということも判明しています。(ちなみに、ディカフェコーヒーであっても、レギュラーコーヒーと同等の予防効果が期待できます。)
     
    また、イギリスで発表された研究(出典6)で、コーヒーを飲むことにより、肝障害の進行により肝臓が機能しなくなってしまう肝硬変の罹患リスクが下がることが判りました。慢性アルコール依存、B型慢性肝炎やC型肝炎感染、そして、トランス脂肪酸・砂糖の過剰摂取・精製された炭水化物などの質の悪い脂肪が肝臓に過度に蓄積した状態がこの病気の主な原因だといわれています。肝硬変は、治癒が難しく、致命的な結果になりかねない病気です。毎年、世界で100万人以上の人が、この病気で命を落としています。
     
    この研究は43万人以上の被験者を対象としたデータを分析し、1日1杯から2杯のコーヒーを飲む被験者は肝硬変の罹患リスクが22-43%低く、さらに3杯から4杯飲む被験者はそのリスクが57-65 %も低いということを明らかにしました。
     
    では、なぜコーヒーはこのようなすばらしい効能があるのでしょうか?コーヒーは、カフェインを含むだけでなく、フリーラジカルに対抗し、酸化ストレスを予防する効果のあるポリフェノール・クロロゲン酸・N−メチルピリジニウム・キナ酸・ジテルペン・カフェストール・カーウェオールなど、非常に豊富な抗酸化物質を含んでいるのです。これらは肝臓の損傷した細胞を修復する効果や、炎症を抑える効果があるのです。実際、多くの国々で、コーヒーは抗酸化物質を最も多く含む食品として周知されています。コーヒーを飲んだ後、血中の抗酸化物質濃度が上昇することは、研究より明らかになっています。
     
    また、韓国での研究 (出典7)によると、コーヒーが痛風にも効果があるということも判明しました!コーヒーに含まれる抗酸化物質が、体内の尿酸値を下げる働きをするためです。
    さらに、特に女性にはうれしい効能が期待できるのです。日本で発表された研究(出典8)によると、1日約3杯のコーヒーを飲む女性は、コーヒーをあまり飲まない女性に比べ、シミが顕著に少ないことが判りました。これは、コーヒーに含まれるポリフェノールの効果と考えられます。
     
    これまでコーヒーは、頻拍や不規則な心拍の原因であると言われてきました。しかし最近の研究で、適量のカフェインの摂取によって、心臓の動悸を引き起こすことはないということが判っています。むしろ、コーヒーを飲む人は、冠動脈疾患になるリスクは低くなるのです。
     
    しかしながら、カフェインに敏感だったり、コーヒーの味を好まない方は、無理に飲むことはしないでください。代わりに、カフェインの量が少ない緑茶、ハーブティーやお水を飲むと良いでしょう。それから、コーヒーの大量摂取は、経過敏・睡眠障害・緊張・イライラの原因になりますので、注意してください。
     
    お砂糖がたっぷり入ったコーヒーもお勧めしません!エスプレッソ、フィルターコーヒー、無糖のカフェラテ、カプチーノ、いずれも淹れたてのフレッシュなものが良いでしょう。缶コーヒーもお勧めしません。あと、コーヒーの木は大量の農薬がかかっていることが多いため、出来るだけオーガニックコーヒーを選んでください。
     
    コーヒーは、食品の中でも最大の抗酸化物質です。しかしコーヒーだけに頼るのではなく、その他の抗酸化物質源も一緒にバランス良く取り入れるようにしましょう。より健康にハッピーになるために、バランスのとれた食生活の一環として、美味しいコーヒー(適量は1日5杯までですよ!)を楽しんでください。
     
    Lots of love, Erica
     
    (出典1) : Liu, H., Hu, GH., Wang, XC., Huang, TB., Xu, L., Lai, P., Guo, ZF., and Xu, YF. (2015). Coffee consumption and prostate cancer risk: a meta-analysis of cohort studies. Nutr Cancer, 67(3):392-400.
    (出典2) : Costa, J., Lunet, N., Santos, C., Santos, J., and Vaz-Carneiro, A. (2010). Caffeine exposure and the risk of parkinson’s disease: a systematic review and meta-analysis of observational studies. J Alzheimers Dis, 20 Suppl 1:S221-38.
    (出典3) : Rahman, A. (2009). The role of adenosine in Alzheimer’s disease. Curr Neuropharmacol, 7(3):207-16.
    (出典4) : Floegel, A., Pischon, T., Bergmann, MM., Teucher, B., Kaaks, R., and Boeing, H. (2012). Coffee consumption and risk of chronic disease in the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition (EPIC)-Germany Study. Am J Clin Nutr, 95(4):901-8.
    (出典5) : Ding, M., Satija, A., Bhupathiraju, SN., Hu, Y., Sun, Q., Han, J., Lopez-Garcia, E., Willett, W., van Dam, RM., and Hu, FB. (2015). Association of coffee consumption with total and cause-specific mortaility in 3 large prospective cohorts. Circulation, 132(24):2305-15.
    (出典6) : Kennedy, OJ., Roberick, P., Buchanan, R., Fallowfield, JA., Hayes, PC., and Parkes, J. (2016). Systematic review with meta-analysis: coffee consumption and the risk of cirrhosis. Aliment Pharmacol Ther, 43(5):562-74.
    (出典7) : Park, KY., Kim, HJ., Ahn, HS., Kim, SH., Park, EJ., Yim, SY., and Jun, JB. (2016). Effects of coffee consumption on serum uric acid: systematic review and meta-analysis. Semin Arthritis Rheum, 45(5):580-6.
    (出典8) : Fukushima, Y., Takahashi, Y., Hori, Y., Kishimoto, Y., Shiga, K., Tanaka, Y., Masunaga, E., Tani, M., Yokoyama, M., and Kondo, K. (2015). Skin photoprotection and consumption of coffee and polyphenols in healthy middle-aged Japanese females. International Journal of Dermatology, 54(4): 410-418.

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