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    簡単な呼吸法がアルツハイマーや認知症予防に!

    簡単な呼吸法がアルツハイマーや認知症予防に!

    私たちの1日の呼吸回数は、おおよそ2万回といわれています。多くの方は、呼吸は極当たり前のこととして捉えているでしょうし、特に呼吸に意識を向けたりすることはないかもしれませんね。私たちの呼吸は、とても速く浅い傾向にあることをご存知でしょうか。呼吸は私たちの心拍数に影響を与え、自律神経に直接的に影響し、最終的には私たちの健康、ホルモン、美容、老化に影響を及ぼします。
     
    本日はその「呼吸」についての大変エクサイティングな最新の研究(出典1)をご紹介しましょう。この研究によって呼吸が、脳が特定のタンパク質の生成と除去に影響を及ぼししていることが明らかになったのです。そしてその特定のタンパク質というのは、認知症とアルツハイマー病に深く関係しています。UCLAとUCアーバイン校で実施されたこの研究で、特定の呼吸方法が心拍数を低下させることを発見。それに加えて被験者の血流に循環するアミロイドβタンパク質の値が大幅に抑制されていることが判りました。実験を開始する前に1回、4週間に渡っての呼吸法トレーニング終了後に1回、合計2回被験者の血液サンプルを採り、血漿を検査して、アミロイドβなどのタンパク質を比較調査しました。
    呼吸法トレーニングとは言っても、20分間5カウントで吸って、5カウント吐く呼吸を1日2回。それを4週間続けるという、至ってシンプルなものでした。しかし、このシンプルな呼吸法トレーニングによって、心拍数とは異なるHRV値(心拍数変動)が高まることが確認されています。HRVは心拍間のミリ秒単位の変動で、精神的な健康を含む全身の健康状態のマーカーです。HRV値の数値は高いほど健康であることを示します。HRV値が高まると生成されたアミロイドβのようなタンパク質が減少したり、体内でのタンパク質除去が促進されたりするのではないかと研究者は推測しています。
    私たちの2つの神経系(交感神経と副交感神経)はアミノロイドβやタウなどのタンパク質の生成と除去に影響を与えます。私たちは歳を重ねるごとに、神経系のバランスが取りにくくなり、交感神経(または「攻撃と逃避神経」)が優勢になることが様々な研究で判っています。これは、老化が進むにつれタンパク質の除去が難しなる理由であることとの関連が考えられます。また、睡眠不足や慢性ストレスによってもアミロイドβタンパク質を増加させることが、別の研究(出典2)で明らかになっています。
    シンプルな呼吸エクササイズは、24時間途切れることのないデジタル情報社会で暮らす私たちにとって、一時休止して心を落ち着かせ、神経系のバランスを整える為の大変優れた方法です。毎日忙しい皆さんは、20分間の呼吸エクササイズを1日に2回行う時間の確保は難しいかもしれません。そんな場合は10分に短縮して回数も1日1回に減らしても◯。または時間のある週末だけ行うでも良いと思います。ゆっくり5カウントで吸うと吐くを繰り返す呼吸法は、あなたの好きな場所で行うことができます。お風呂に入りながら、音楽を聴きながら、動画を見ながら、、、いつでもどこでも行える、シンプルですが大変効果的なエクササイズです。しかも無料!あなたなの健康と美容にとって数えきれない効果をもたらしてくれます。特にあなたの脳機能を守ってくれるのは、インパクト大ですよね。
    ぜひ試してみてください!
     
    Lots of love, Erica
     
    出典1:Min, Jungwon & Rouanet, Jeremy & Cadete Martini, Alessandra & Nashiro, Kaoru & Yoo, Hyun Joo & Porat, Shai & Cho, Christine & Wan, Junxiang & Cole, Steve & Head, Elizabeth & Nation, Daniel & Thayer, Julian & Mather, Mara. (2023). Modulating heart rate oscillation affects plasma amyloid beta and tau levels in younger and older adults. Scientific Reports. 13. 10.1038/s41598-023-30167-0.
    出典2:Cordone S, Annarumma L, Rossini PM, De Gennaro L. Sleep and β-Amyloid Deposition in Alzheimer Disease: Insights on Mechanisms and Possible Innovative Treatments. Front Pharmacol. 2019 Jun 20;10:695. doi: 10.3389/fphar.2019.00695. PMID: 31281257; PMCID: PMC6595048.
    Sadeghmousavi, S., Eskian, M., Rahmani, F. et al. The effect of insomnia on development of Alzheimer’s disease. J Neuroinflammation 17, 289 (2020). https://doi.org/10.1186/s12974-020-01960-9

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