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    人生は一度きり!年齢を理由に諦めていたらもったいないわ!

    人生は一度きり!年齢を理由に諦めていたらもったいないわ!

    何かを始めるのに遅すぎるということは決してありません。いくつになっても、何かに熱中したりワクワクしている人はイキイキとしていて美しいものです。

    今日は私がお手本としている3人の大先輩をご紹介しましょう。

    1人目は83歳のアメリカ人スーパーモデル、カルメン・デロリフィチェさんです。彼女は最年長の現役モデルで、現在もファッションショーのランウェイを颯爽と歩いています。下記写真からも、その美しさと輝きがにじみでていますね。

    2人目はマルチに活躍されているアメリカ人のフィリス・スーさん。彼女は50歳で自身のファッションブランドを立ち上げた後、70代にはミュージシャンにもなり、イタリア語とフランス語の勉強も始めました。80歳になるとタンゴや空中ブランコにまで挑戦し、なんと85歳でヨガをスタートしました。

    現在、彼女はCDデビューを果たし、パフォーマンスを定期的に行い、縄跳びとヨガを日課としています。さらに、世界最大級のソーシャルニュースサイト「ハフィントン・ポスト」に連載を持ち充実した毎日を送っていらっしゃいます。彼女のコメントから、ここまでポジティブでパワフルに生きられるヒントがありました。「自分を受け入れて、好きなことに情熱を注げば、何だって出来るってことに気付いたの。そう、出来ないことなんてないのよ。身体は毎日鍛えなければ当然鈍っていくの。脳も毎日鍛錬しなければ衰えるもの。だから私はイタリア語とフランス語を始めたのよ。新しい言語を学ぶことは脳のいい運動になりますからね。」そんな彼女が生まれたのは、なんと1923年(現在91歳)です。

    そして3人目。4年程前、沖縄長寿の秘訣を探るテレビ番組の企画で、長寿のご夫婦を取材する機会がありました。ご主人の山川文康さんは当時88歳。67歳の時に初のマラソン大会に出場し、2007年には世界マスターズ陸上競技大会で銀メダルを受賞しました。撮影は早朝から海岸で行われたのですが、彼の体力・柔軟性などの身体機能はすばらしく、私は彼のペースに到底ついていけず、とても恥ずかしくなったのを今でも覚えています。また、彼らのバランスの取れた健康的な食生活も目を見張るものがありました。

    このように大先輩たちが証明してくださっているように、何か新しいことを挑戦するのに遅すぎるということは決してないのです。周りからどう思われるだろうか、「今さら遅すぎる」などと言われないだろうかと心配している時間こそ、もったいないのです。だからこそ、自分が好きだと思うことを存分に楽しみながら、年齢に関係なく積極的にチャレンジしてみてください。新しいことにチャレンジすることは何歳になってもあなたを若々しく、美しくみせてくれますよ。

    例えば、外国語を学ぶのはどうでしょう。2ヶ国語話せると海外旅行をしたときに便利ですし、スーさんもおっしゃっていたように脳にも良い刺激となります。また、成人になってから外国語を学ぶことは、アルツハイマー病予防にも効果的です。ある研究(出典1)によると、2ヶ国語を話せるアルツハイマー病患者は、1ヶ国語しか話せない患者よりも、症状の進行が遅いということが判ったそうです。

    新しい音楽を聴くだけでも知力が伸びると言われています。新しい曲を聴くと、脳が記憶・予測しようとするので、新しい神経細胞が活発化されるのです。また、ダンスは認知低下を抑える効果があるという研究結果(出典2)も出ています。新しい環境に行くことも自分の視野を広げるという意味で大変良いことです。このような新しい経験は、あなたをやる気にする中枢神経伝達物質「ドーパミン」を脳内に放出するきっかけになってくれます。

    バランスの取れた食生活を送って、体を動かして、自分の好きなことに熱中して、新しいことを学ぶ。そうやって心に良い刺激を与えながら、積極的にチャレンジをし続けることで人生をもっともっと楽しく豊かにしていきましょう。年齢なんてただの数字なのですから。

    Lots of Love, Erica

    カルメン・デロリフィチェさんの公式ウェブサイト:http://www.carmendellorefice.com/

    フィリス・スーさんの公式ウェブサイト: http://phyllissues.com/

    掲載写真:By The Heart Truth (Carmen Dell’Orefice, Red Dress Collection 2005) [CC-BY-SA-2.0], via Wikimedia Commons

    (出典1) Bak. T. H. et al., “Does bilingualism influence cognitive aging?” Annals of Neurology, June 2014, vol 75, no. 6, pp: 959 – 963.

    (出典2) Kattenstroth, J.C. et al, “Six months of dance intervention enhances postural, sensorimotor, and cognitive performance in elderly without affecting cardio-respiratory functions,” 2013, Frontiers in Aging Neuroscience 2013;5:5.

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