砂糖たっぷりの甘いスナックを食べたりドリンクを飲んだりした時、またはそんな甘いものを食事代わりに食べた時、はたまたとても空腹な時、普段より増してパートナーに対してムカムカイライラしたりすることありませんか?
血糖値が低いとイライラしやすくなり、パートナーに対して暴言を吐いたり、攻撃的になりやすいことが、研究(出典1)で明らかになりました。このユニークな研究は、米国の100組以上のカップルを対象に実施されました。各被験者に一体の人形を渡し、それを彼(彼女)のパートナーと見なすように伝えました。そして、パートナーに対してイライラする度に、その人形に針を刺すように指示を出しました。その結果、血糖値が基準値を下回ると、被験者はより苛立ちやすくなることが判りました。血糖値が保たれている時に比べ、血糖値が低い時により多くの針を人形に刺していたのです。
また、血糖値の急上昇によっても同様の結果(苛立ち)を引き起こす可能性があることも確認されています。乱れた食生活や過度のストレスそして睡眠不足など、何かと問題の多い現代のライフスタイルによって、私たちの血糖値は1日を通してまるでヨーヨーのように急上昇したり急下降を繰り返しています。
そこで本日は、イライラしない毎日を過ごすためにも、血糖値のジェットコースターを抑制し。できる限り安定させる方法をいくつかご紹介いたしましょう。
●朝食は甘いものを避け、バランスの良く食べましょう。
ジャムトーストやベーグルとコーヒーだけという朝食はおすすめできません。理想は和食の朝食なのですが、朝は忙しくて時間をかけられない!とか、朝から和食という気分ではない!という方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、ヨーグルト、納豆、ナッツ、ヘンプシード、卵、豆腐なども一緒に食べてたんぱく質を摂るようにしてください。たんぱく質を摂ることで満腹感が高め、食欲を調節する働きをするペプチドYYというホルモンが放出されます。
●空腹時に甘いものを食べないようにしましょう。
甘いものは食事の後に。そして、食事代わりに食べることはおすすめできません。
●お料理をいただく順番に気をつけましょう。
まずは野菜、またはたんぱく質か良質の脂肪から。最後にデンプンと糖分を食べます。
●食後に10分程のお散歩をするか、筋肉を使う運動をしましょう。
食後に筋肉を動かすことによって、血中のブドウ糖の吸収が刺激されます。
●食事にお酢やレモンをプラスしてみましょう。
お酢やレモンは血糖値を改善する効果があるといわれています。
●質の良い睡眠を十分に取りましょう。
睡眠不足は、血糖値に深刻な影響を与える可能性があります。
●あなた自身のストレス管理方法を見つけましょう。
ストレスも、血糖値に深刻な影響を与える可能性があります。
●伝統的な和食を積極的に取り入れましょう。
伝統的な和食は、世界中の料理の中でも血糖値の制御に優れた料理の1つです。しかし近年、食の欧米化で超加工された簡単で便利な食品が広く出回るようになりました。残念ながらこれらは血糖値の安定にとって、最も好ましくない食品の1つです。
興味深いことに、同じ食事を食しても、個人によって血糖値への影響はそれぞれ異なります。欧米のウェルネスインフルエンサーや健康意識の高い人たちには、終日血糖値モニターを装着し、血糖値の上昇下降をアプリで逐次チェックしている人がたくさんいます。食事はもちろん、ストレスや睡眠不足など、どのような原因が自身の血糖値の変動に作用しているのかを知るとても良いツールです。アマゾンなどのECサイトで購入することができますので、ご興味があればチェックしてみてください。
もちろん、パートナーにイライラしたり、腹立たしかったりする原因はいろいろだとは思いまが、、、まずは血糖値を一定に保てるような食事を心がけましょう!(そしてもちろん睡眠も大切です)
Lots of love, Erica
出典1: Bushman BJ, Dewall CN, Pond RS Jr, Hanus MD. Low glucose relates to greater aggression in married couples. Proc Natl Acad Sci U S A. 2014 Apr 29;111(17):6254-7. doi: 10.1073/pnas.1400619111. Epub 2014 Apr 14. PMID: 24733932; PMCID: PMC4035998.


Comments are closed.