本日は、世界中の多くの人々の間で大きな反響を呼んだ”深く考えさせられるある現実”についてお話ししたいと思います。実際、私も感銘を受けた大勢の中の一人です。
オーストラリア人のブロニー・ウェア氏をご存知でしょうか?彼女は終末期患者のケア担当の看護師として従事し、そこで出会った人々が旅立つ間際のひらめきや、彼ら歩んできた人生に対して語った後悔についてを記録してきました。その記録を綴った彼女のブログは次第に話題となり、”The Five Top Regrets of the Dying”(邦題:死ぬ瞬間の5つの後悔)というタイトルで本として出版されました。100万部以上売れ、32カ国語に翻訳され、世界中で大ベストセラーとなっています。きっと多くの人が、この本との出会いによって、自分の本当の幸せのために人生を歩むこと後押しされたことでしょう。
この本より、「5つの後悔」を要約してご紹介します。
1.他人の期待に沿うために生きるのではなく、自分自身に正直に忠実に生きる勇気を持てば良かった。
これが何よりも一番多く聞く後悔なのだそうです。ブロニーはこう綴っています。人は自分の人生の最期の時が近づくとそれを悟ります。そして人生を振り返り、達成できなかった夢の多さに気づきます。私たちの多くは、両親や親戚、もっといえば社会からの”期待”に応えようと生きています。他人に自分がどう思われているのかを気にしすぎています。その地位に止まらなければならないとか、仕事や人間関係にプレッシャーを感じたり、他人からの評価を気にしながら、目立ちすぎないように気をつけたり・・・。これらの期待を裏切らないことに注力するあまり、自分の夢や自分に正直に生きることができなかったことを後悔していたそうです。
2.あんなにも仕事ばかりを頑張らなければ良かった。
男性患者の全員が、ブロニーにこう語ったそうです。我が子の可愛かった時期を見過ごし、パートナーとの時間も十分に持てなかったことを後悔していると。もちろん女性患者の中にも同様の後悔を語る人もいましたが、世代的に多くの女性が専業主婦だった時代背景もあり、女性は少数だったようです。ですが、現在は仕事をもつ女性も増えていますから、男性同様にこの後悔を持つ女性も増えているかもしれません。
3.自分の気持ちを表現する勇気があれば良かった。
多くの人が、他者との平穏な関係性を保つため、安定した職場での環境を維持するため、自分が集団から除け者にならないようにするために、空気を読み、自分の感情を抑えてしまったことを後悔していると語ったそうです。
4.友人達と連絡を取り続けておけば良かった。
自分の仕事や家庭で忙しくなると、友人への連絡が疎かになり、疎遠にってしまう人は少なくないようです。親しい友人であっても例外ではないようです。大切な友達との時間を作ろうとしなかったことを後悔します。死にゆくその時、全ての人が友人と会いたいと感じますが、連絡が途絶えた友人との再会は叶うことはありませんでした。
5.もっと幸せになれば良かった。
実はこれも最も多かった後悔のひとつだそうです。多くの人が古いしきたりや、風習、習慣、人間関係、仕事の枠に縛られていたため、本当の幸せにたどり着くことができなかったと後悔をしていたそうです。人は、慣れ親しんだその場所に留まることの方が、安全だし、心地よくも感じるものです。
時は瞬く間に流れ、人生はあっという間に過ぎてゆきます。同じ場所、同じ環境に止まっていた方が、「幸せ」ではなくとも、ずっと「楽」であることも事実です。情熱などなく惰性で続けている仕事であったり、幸せとは言い難い人間関係や環境であるのに止まり続けるのは、周囲の目を気にしているからなのかもしれません。もしくは、失敗への恐怖、知らない場所への不安、保証された環境を手放す心配からなのかもしれません。もちろん、どの部分を切り取っても完璧に満たされ幸福でいることなど不可能です。ストレスから完全に逃れることはできませんし、どのように生きようと、何かしら後悔はついて回るものでしょう。
まだ挽回するチャンスがある今、この現実について向き合う時間を持つことは、とても大切なことではないでしょうか。ブロニー・ウェア氏のこの本は、過去の自分を解き放し、自分自身の本当の幸せにするためのどう生きるべきかを後押ししてくれます。
あなたのこれまでの人生における最大の後悔はどんなことでしょう?残された人生の中で、何を達成し、何を変えたいと考えますか?詳しく知りたい方は、こちらのブロニー・ウェア氏のウェブサイトを訪れてみてください。 https://bronnieware.com
Lots of love,
Erica
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