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    高価でもオーガニック食材は健康への投資! 特に妊婦さんにおすすめする理由

    高価でもオーガニック食材は健康への投資! 特に妊婦さんにおすすめする理由

    オーガニック食材は値段も高く、日本ではまだ入手できるお店も限られています。もしかすると皆さんの中にも、そんな高い金額を払うほどの価値があるものなのか?と思われている方もいるかもしれません。

    日本の場合、有機 JAS認定機関の規格に沿って認定を受けたもののみ「有機JASマーク」が表示され、オーガニック食材として認められます。 オーガニック=無農薬・無化学肥料というわけではなく、「有機農産物の生産において使用することが止むを得ない」とされる化学合成農薬の使用は許可されています。

    欧米特にヨーロッパ諸国のオーガニック認定機関の厳しい規定と比較すると、日本の有機JAS認定の規定は大変緩く、20種以上の農薬の使用が認められているのが現状です。(出典1)

    とはいえ、一般の食材に比べれば農薬・除草剤・防カビ剤・化学物質等の残留物は少なく、その上オーガニックの果物や野菜は、ビタミン・抗酸化物質・フィトケミカルなど栄養密度が高いということが研究によって明証されています。そのような素晴らしい有益性があるにも関わらず、未だにオーガニック食材に対する懐疑的な意見もあり、広く認められていません。

    ですが、下記でご紹介するいくつかの最新の研究の結果を知っていただければ、「オーガニックは高すぎる」という考えも変わるのではないかと思います。

    まず、妊娠中にオーガニック食材を摂ることで、男児の先天性欠損発症の発症リスクが劇的に低下するということが判明した研究(出典2)からご紹介しましょう。

    これは3万7千人以上の女性が対象となった大規模な研究で、妊娠中にオーガニック食材を摂取した母親から生まれた男児は、ほとんどもしくは全く摂取しなかった母親から生まれた男児に比べ、泌尿生殖器の先天性欠損症(尿道下裂と停留精巣)を発症するリスクが低いことが判明したのです。この2つの先天性欠損症は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアをはじめ世界中で年々増加している病です。

    また、胎児期の農薬曝露は、先天性欠損症の発症リスクを高めるだけでなく、 発育神経毒性にも関連があることがわかっています。別の研究(出典3)でも、子供の脳発達に長期間にわたり悪影響を及ぼすこと、また運動速度・運動協調性・視覚的記憶力が低下すること、1.5〜2年の発育の遅れを引き起こすということ、さらに、子どもたちの血圧上昇にも大きく関連していることなどが明らかになっています。

    もちろん、その影響は胎児に対してだけのものではなく、農薬曝露とパーキンソン病には明確な関連性があると言われています。大規模な研究(出典4)によって、農薬曝露した人のパーキンソン病発症率は、なんと70%も高まることが判りました。

    残念ながら、日本は世界で最も農薬を多く使用している国の一つです。(農薬に関しての過去の投稿はこちら:https://goo.gl/kfQkxV

    長い年月をかけて体内に蓄積された農薬の影響、何百または何千もの化学物質によって被るダメージは、現在のところ臨床的には明らかになっていません。しかし可能な範囲でオーガニック食材を選択することは、あなたの美容のためだけではなく、あなたと家族の健康のための最善の投資となるでしょう。

    オーガニック食材は通常の食材に比べ高価なので、全てをオーガニックにするのは難しいかもしれません。その場合は、果物と野菜だけでも農薬・除草剤・防カビ剤が最小限に抑えてあるものを選ぶことをおすすめします。(薬剤の使用量に関しては食品別リスト画像をご参照ください。)最近では、オーガニック食材をデリバリーしてくれる便利なお店も増えているので、利用してみるのもいいでしょう。

    繰り返しになりますが、オーガニック食材を選択することは、お腹の赤ちゃんはもちろん老若男女全てのみなさんの健康に対する最高の投資であることを忘れないでくださいね。

    Lots of Love, Erica

    出典1:農林水産省食料産業局 食品製造課 有機農産物のJAS規格 別表等資材の適合性判断基準及び手順書 平成28年 4月 改訂版

    http://www.maff.go.jp/j/j…/jas_kikaku/pdf/yuuki_tejunsyo.pdf

    出典2 : Brantsæter, A.L., Torjusen, H., Meltzer, H.M., Papadopoulou, E., Hoppin, J.A., Alexander, J., . . . Haugen, M. (2016). Organic Food Consumption during Pregnancy and Hypospadias and Cryptorchidism at Birth: The Norwegian Mother and Child Cohort Study (MoBa), Environmental Health Perspectives, 124(3): 357-364.

    出典3: Raul, H., Julvez, J., Murata, K., Barr, D., Bellinger, D.C., Debes, F., & Grandjean, P. (2010). Neurobehavioral Deficits and Increased Blood Pressure in School-Age Children Prenatally Exposed to Pesticides. Environmental Health Perspectives 118(6): 890-896.

    出典4: Brown, T. P., Rumsby, P. C., Capleton, A. C., Rushton, L., & Levy, L. S. (2006). Pesticides and Parkinson’s Disease—Is There a Link? Environmental Health Perspectives, 114(2), 156–164. http://doi.org/10.1289/ehp.8095

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