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究極のアンチエイジングと抗炎症作用、そのうえダイエットまで!? ミラクルホルモン「アディポネクチン」を知っていますか?

究極のアンチエイジングと抗炎症作用、そのうえダイエットまで!? ミラクルホルモン「アディポネクチン」を知っていますか?

1990年代に日本人科学者たちにより発見された「アディポネクチン」は、減量とアンチエイジングに効果があるだけにとどまらず、糖尿病・心臓病・特定のがんなどの生活習慣病の罹患リスクを減少させる奇跡のホルモンとして知られています。

この素晴らしいホルモン「アディポネクチン」は、脂肪細胞から分泌されます。まず、血糖値を一定に保ち、脂肪燃焼率を高める働きがあります。そのうえ、体内の炎症を鎮める効果もあるのです。覚えておいてほしいのは、体内の炎症が進んでいるほど、皮膚の老化等のエイジングが加速するということです。

興味深かったのは、まずこのホルモンは脂肪細胞から分泌されているのにもかかわらず、肥満の人たちのアディポネクチン値は、標準体重の人に比べて低いということです。さらに、内臓脂肪値が高い人のアディポネクチン値は、極端に低いということも注目すべき事実です。

そして、アディポネクチン値が高ければ高いほど、血糖値とインスリン値が安定するため、脂肪がより燃焼しやすくなります。よって、アディポネクチン値を高く保つことが出来れば、代謝が促進され減量効果が高まり、健康的でバランスの良いスリムな体型が保てるようになるのです。(出典1)

一方で、アディポネクチン値の低下は、肥満・糖尿病・メタボリックシンドローム・非アルコール性脂肪肝・乳がん・子宮内膜がん・前立腺がん・結腸がん・心臓病に関連していることが判っています。

また、「長寿ホルモン」としても知られています。2015年、日本は100歳以上の高齢者数が6万人を超えましたが、長寿の人たちの血中のアディポネクチン値は、若年層に比べ約二倍も高いという研究結果がでています。この結果からも、アディポネクチンのアンチエイジング効果が認められるでしょう。

それでは、どうしたらアディポネクチン値を高めることが出来るでしょう?

答えはとても簡単です。

・ 魚(オメガ3脂肪酸のEPAとDHA )

・ 玄米と雑穀(食物繊維)

・ 大豆食品(たんぱく質)

・ 緑茶(カテキン)

・ 海藻(マグネシウム)

・ 色鮮やかな野菜や果物(ポリフェノールとアントシアニン)

・ 赤ワイン(抗がん物質「レスベラトロール」)

・ 沖縄のシークワーサーや柑橘類

・ ウコン(クルクミン)

上記にあげたアディポネクチンを高める効果のある食品を摂ることです。

伝統的な日本食は、これらの食品を多く含みます。よって、日本食を常食とすることによって、自然とアディポネクチン値が高められていくのです。これこそ、日本人が世界一長生きである理由なのですね。(出典2)

実際に、魚に含まれるオメガ3脂肪酸は 、アディポネクチン値を14〜60%も高めることが判っています。また、ある研究より、飽和脂肪酸を一価不飽和脂肪酸(アボカド・オリーブオイル・ナッツ類)に変えることで、アディポネクチン値を高められることが明らかになっています。

また、運動をすることでもアディポネクチン値を高めることができます。特に、最近太ってしまったという方や内臓脂肪値が高い方は、健康的でバランスのとれた食事に運動も取り入れ、アディポネクチン値を自然に増やしていきましょう。体重が標準体重に近くなればなるほど、アディポネクチン値は高まり、同時に脂肪燃焼率も高まるため、健康的でバランスのよい体重・体型をキープすることが簡単にできるようになります。(出典3)

アディポネクチン値を高く保つことで、私たちは数え切れない恩恵を受けることができます。アディポネクチン値は血液検査で簡単に調べることが出来ます。年に1 度または定期的に検査すると、自己健康管理として、また食生活とライフスタイルを変える強いモチベーションにもなりますよ。アディポネクチン値を高めて、生活習慣病を予防し、美しく歳を重ねていきましょう!

Lots of Love, Erica

(出典1):Kadowaki, T., Yamauchi, T., Kubota, N., Hara, K., Ueki, K., & Tobe, K. (2006). Adiponectin and adiponectin receptors in insulin resistance, diabetes, and the metabolic syndrome. Journal of Clinical Investigation, 116(7), 1784–1792.

Jung, U. J., & Choi, M.-S. (2014). Obesity and Its Metabolic Complications: The Role of Adipokines and the Relationship between Obesity, Inflammation, Insulin Resistance, Dyslipidemia and Nonalcoholic Fatty Liver Disease. International Journal of Molecular Sciences, 15(4), 6184–6223.

Ruijter, H. M., Pasterkamp, G., De Jager, S. C. A., (2014). Adiponectin Regulation in Cardiovascular Disease

Is Diseased Fat Showing Its True Color? Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology. 34, 2180-2181

Macis, D., Guerrieri-Gonzaga, A., Gandini, S. (2014). Circulating adiponectin and breast cancer risk: a systematic review and meta-analysis. International Journal Of Epidemology, 43(4),1226-36.

(出典2):Mohammadi, E., Rafraf, M., Farzadi, L., Asghari-Jafarabadi, M., Sabour, S. (2012). Effects of omega-3 fatty acids supplementation on serum adiponectin levels and some metabolic risk factors in women with polycystic ovary syndrome. Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition, 21 (4), 511-518.

(出典3):Markofski, M.M., Carrillo, A. E., Timmerman, K. L., Jennings, K., Coen, P. M., Brandt, D., and Flynn, M. G. (2014). Exercise Training Modifies Ghrelin and Adiponectin Concentrations and Is Related to Inflammation in Older Adults. J Gerontol A Biol Sci Med Sci, 69(6), 675-681.

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