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心臓の健康度は毎朝鏡でチェック!? 老化だけが原因ではない額のシワの話。

心臓の健康度は毎朝鏡でチェック!? 老化だけが原因ではない額のシワの話。

年齢の割に額のシワが多い人は心血管疾患(CVD)で死亡するリスクが高いことが、最近の研究で明らかになりました。

今年8月ミュンヘンで開催された世界最大の欧州心臓病学会議で発表されたフランスの研究(出典1)によると、成人で額にシワのある人は、シワのない人に比べて、早く亡くなる確率がなんと10倍にもなるというのです。

このフランスの研究では3,221人の被験者を20年間追跡調査を行ったのですが、コラーゲンタンパク質と酸化ストレスの変化が、”シワ”と”アテローム性動脈硬化症”の両方に関連性があると結論付けられました。額の血管は非常に細く、粥種(プラーク)形成に敏感に反応するため、シワが血管老化の初期のサインの1つだと考えられるのです。そこで、深い額のシワが“アテローム性動脈硬化症”の危険信号であることが判明したのです。(アテローム性動脈硬化症とは、血流が遮断され重要な組織への血液や酸素が運ばれなくなる症状を指します。そして、それにより“致命的な梗塞” のリスクが上昇します。)

心臓病は自覚症状がないため放置されがちで、気づいたときには深刻な症状になっている“サイレントキラー”として知られています。高コレステロールや高血圧のように危険因子を自身で感知することが難しい病です。ですので、この”額のシワ”が、脳卒中や心臓の発作のリスクを医師が診断する際に用いることができる、最もシンプルな診断ツールになり得るのではないかと研究員は見解を発表しています。

実際に、額のシワは、高コレステロール値よりも、心臓病の予測因子となることも判りました。コレステロール値よりもずっと正確に血管の損傷を明示するからです。また、シワのできる原因は、食生活に深く関わりがあることも判りました。

実はこの研究が、額のシワとの関連性について調べた最初の研究というわけでありません。1970年代初めに実施された研究で、実年齢よりも老けて見える人は、特定の疾患にかかるリスクが高く、健康度が低いことが明らかにされています。

興味深い研究(出典2)をご紹介しましょう。この研究では成人した双生児(一卵性、二卵性共に70組以上の双子)を対象に、ニュートラルな無表情の顔写真を撮影し、それを看護師に見せ、それぞれの年齢を推測してもらいました。数年後、老けて見えると評価された方の双子は、様々な健康の原因により早く死亡する可能性が73%高いという結果が出たのです。

別の研究(出典3)では、太陽や紫外線のダメージを受けていない部位(この研究ではお尻)でのシワを調べて、そのシワが健康度を測るものとなるかどうかを調べました。 皮膚のしわが深く多いほど、健康度が低いことが判明。そしてシワが多いほど心臓病のみならず、糖尿病や高血圧症などの病気のリスクが上昇したというものでした。

興味深いことに、シワが最も少ない人はアンチエイジングホルモンDHEAの血中濃度がとても高いことも判っています。高いDHEA値は骨密度および筋肉量を改善し、また体内の炎症を抑え、うつ病や認知症を予防することも知られています。それだけでなく体重を適正値にする働きもあります。

違う研究(出典4)によれば、シワが深いほど、体全体の酸化ストレスレベルも高まることも判っています。

これらの研究は、あなたの見た目年齢が体内の健康とリンクしているということを意味しています。つまり、日々何を食べ、どのように過ごしているか”ライフスタイル”にダイレクトに関係しているのです。

外側に現れる老化のサインは、体内部の健康の鏡であるということの証明です。

あなたの年齢がいくつでも遅すぎるということはありません。健康的で若々しい肌を保つ為に、バランスのとれた食事、良質な睡眠、適度な運動、ストレスコントロール、そしてポジティブな思考を持つことを心がけてください!

Lots of Love, Erica

出典1:European Society of Cardiology. “Deep forehead wrinkles may signal a higher risk for cardiovascular mortality.” ScienceDaily. ScienceDaily, 26 August 2018. <www.sciencedaily.com/releases/2018/08/180826120738.htm>.

出典2:Gunn, D. A., Larsen, L. A., Lall, J. S., Rexbye, H., & Christensen, K. (2016). Mortality is Written on the Face. The Journals of Gerontology Series A: Biological Sciences and Medical Sciences, 71(1), 72–77. http://doi.org/10.1093/gerona/glv090

出典3:Martalena B. Purba, Antigone Kouris‐Blazos, Naiyana Wattanapenpaiboon, Widjaja Lukito, Elisabeth Rothenberg, Bertil Steen, Mark L. Wahlqvist; Can skin wrinkling in a site that has received limited sun exposure be used as a marker of health status and biological age?, Age and Ageing, Volume 30, Issue 3, 1 May 2001, Pages 227–234, https://doi.org/10.1093/ageing/30.3.227

出典4: Schagen, S. K., Zampeli, V. A., Makrantonaki, E., & Zouboulis, C. C. (2012). Discovering the link between nutrition and skin aging. Dermato-Endocrinology, 4(3), 298–307. http://doi.org/10.4161/derm.22876

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