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美容に!長寿に!ホルモンに! 日本人に改めて知ってほしいスーパーフード「大豆」の実力

美容に!長寿に!ホルモンに! 日本人に改めて知ってほしいスーパーフード「大豆」の実力

沖縄は、現在も100歳以上の人口が最も集中している場所であり、世界でも長寿県としてとても有名です。寿命が長いだけでなく、健康寿命も長いので、亡くなる直前まで元気な方も多く、2000年代前半には『オキナワ式食生活革命―沖縄プログラム』(原題:“The Okinawa Way”)という本が世界的なベストセラーになりました。この本は、1975年より開始された“沖縄百寿者に関する研究”に基づいており、その研究歴は世界で一番長く、来年で40年を迎えます。

沖縄の健康長寿の秘訣は、彼らの食生活やライフスタイルにありました。その中でも、特に、味噌や豆腐などの大豆製品から、フラボノイド(植物由来化学物質群)を摂取していることが挙げられます。実は、沖縄百寿者の大豆摂取量は日本一で、彼らは1日約100gの大豆製品を摂取しているそうです。

大豆製品から得られる最大の恩恵のひとつがイソフラボン(ダイゼイン、ゲニステイン、グリシテイン)です。イソフラボンはフィトエストロゲンとも呼ばれ、最適なホルモンバランスの維持にすばらしい効果を発揮してくれます。イソフラボンは、大豆や大豆製品に最も豊富に含まれているのです。

沖縄の高齢者の血中フラボノイド濃度は世界でもっとも高く、それは大豆製品の摂取量が多いからだと言われています。なんと彼らの血中フラボノイド濃度は、白人に比べて50倍も高いのです。また、沖縄の高齢者は、乳ガンや前立腺ガンなど、ホルモン依存症ガンになる確率が世界で一番低く、アメリカ人高齢者と比較すると、それらのガンにかかる人は20%程度、卵巣ガンや大腸ガンの発症も50%以下だそうです。

興味深いのは、アメリカと沖縄の高齢女性を対象にした年齢調整死亡者数の比較です。アメリカ人女性と比べて沖縄の女性の病気による死亡者数がいかに少ないかがはっきりと見て取れます。

脳卒中:アメリカ71人、沖縄33人

悪性リンパ腫 :アメリカ13人、沖縄3人

冠状動脈性心臓病:アメリカ71人、沖縄15人

乳ガン:アメリカ33人、沖縄6人

大腸ガン:アメリカ18人、沖縄7人

(※10万人あたりの年間死亡者数)

また、沖縄の高齢者はアメリカ人高齢者に比べて心臓病にかかる確率もとても低いのです。これは、沖縄の高齢者が日々多く摂取している大豆に心臓保護の効果があるためで、彼らの心臓発作の発症率はアメリカ人高齢者と比べると80%も低いのです

ところで、沖縄人の長寿の秘訣は「豚肉」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、それは迷信で、実は、沖縄の高齢者の肉類(牛・豚・鶏)摂取量は、食事全体の10%以下なのです。実は、彼らの78%が植物性の食品を中心とした食事を摂っていると言われています。

数年前にテレビ取材で沖縄を訪問した際、私は現地の高齢者の方々と食事を共にする機会がありました。そこで、彼らが様々な緑黄色野菜、全粒粉、海草やシーフードなどと一緒に、多くの大豆製品を毎食に取り入れていることを知ったのです。中でも興味深かったのは、私が取材した女性は、更年期障害の症状が全くなかったということです。それどころか、年齢など全く関係なく、内面の美しさが外見にも滲み出ていてバイタリティに溢れていました。

大豆の効果はそれだけに留まらず、沖縄県を除く都道府県を対象にした研究からも、大豆消費量が多ければ多いほど乳ガンの発症率が低いという結果も出ています。また、オーストラリア人女性を対象にした研究では、大豆製品を一番多く摂取したグループは、少量しか摂取しなかったグループより乳ガン発症率が大幅に低いということも分かりました。

しかし最近、沖縄の40代以下の世代の大豆摂取量が減少しており、沖縄の健康長寿も、若い世代の食生活の劇的変化により、著しく悪化してきているようです。大豆は植物性タンパク質の宝庫であり、様々なフィトケミカル、抗酸化物質、カルシウム・ビタミンなどのミネラルも含み、また食物繊維も豊富に含んでいます。健康を促進する素晴らしい成分がこんなに沢山含まれているのに、摂取量が減ってきているというのはとても残念なことです。

もし可能であれば、1日3食のうち2食に大豆食品を食べましょう。例えば、朝食には納豆かけご飯、豆乳、絹豆腐を使ったスムージーがオススメです。ランチには豆腐サラダ、夕食にはお味噌汁を取り入れるのもいいですね。このように大豆製品を毎食取り入れて、高い血中フラボノイド濃度とホルモンバランスを保ち、良好な健康状態を保つことを心がけてください。

Lots of Love, Erica

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