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「食事のタイミング」があなたの人生を変える

「食事のタイミング」があなたの人生を変える

「人生の出来事はタイミングがすべて」と言われますが、その中でも特に大切なのは「食事のタイミング」でしょう。最近の研究により、遅めの夕食と夜食を避けることが、老化に伴う心臓機能の低下や体重増加を防ぎ、さらには睡眠の質の向上、乳ガン予防にも効果があることが判りました。

まず、今年発表された動物実験(出典1)についてご紹介しましょう。被験動物は2グループに分けられ、一つ目のグループの動物は自由なタイミングで食事を摂り、二つ目のグループの動物は日中12時間内に食事をするように制限されました。ちなみに、両グループとも与えられた食事量は同じです。3週間後に健康状態を調べた結果、食事時間に制限のあった二つ目のグループは、一つ目のグループより心臓の機能が向上し、睡眠のリズムも良く、目立った体重増加が見られなかったそうです。5週間後に調べても同様の結果がみられました。また、この実験では体内時計を司る遺伝子群がこのプロセスに関連していることも発見されています。

実は、2013年に発表されたヒト実験(出典2)でも同様の結果が出ています。遅めの夕食と夜食を摂った被験男性の心臓病の罹患率は、食事時間に制限のあった被験男性より55%も高かったということが判りました。さらに、朝食を摂らなかった被験男性の心臓病の罹患率は、しっかり朝食を摂った被験男性に比べて27%も高かったそうです。このように、心臓病予防のためにも、遅めの夕食や夜食は避けて、朝食をしっかり食べることが鍵なのです。

この予防効果は男性だけでなく、女性にもみられます。今年行われた実験(出典3)により、遅めの夕食と夜食を控えることは乳ガン予防にも効果があるということが判りました。中でも注目したい点は、夜食を控えた被験女性は血糖値が低かったということです。血糖値が良い状態にあるということは、乳ガンのリスクが低いということを意味します。なぜなら、この血糖が、ガン細胞の増殖を促進させるからです。そして、過剰な血糖を排除するために血液に送り込まれるホルモンであるインスリンが、この病気をさらに悪化させると考えられています。

また、学校や仕事から帰宅する19~20時以降、私たちの多くはほとんど座った状態で過ごしますが、この時間から就寝までの間、身体の脂肪燃焼の機能はお休みモードに入ります。よって、この時間帯に摂取されたカロリーは脂肪として体内に貯蔵されてしまうため、体重増加の原因にもなってしまうのです。

このように、何を食べるかだけでなく、いつ食べるのかということもとても重要なのです。一日の理想の食事量バランスは、朝と昼に多めに食べて、夜は少なめにすること。可能であれば、夕食から翌日の朝食までの間を12時間空けると尚良いでしょう。ダイエット目的としてだけでなく消化器官を休めるためにも、遅めの夕食や夜食とは思い切って決別しましょう!

Lots of Love, Erica

(出典1) Satchidananda, P., et al. “Time-restricted feeding attenuates age-related cardiac decline in Drosophila,” Science, March 2015, DOI: 10.1126/science.1256682

(出典2) Cahill, L., “Prospective Study of Breakfast Eating and Incident Coronary Heart Disease in a Cohort of Male US Health Professionals”, Circulation, 2013, vol. 128, pp: 337-343.

(出典3) Marinac, C. R. et al., “Prolonged Nightly Fasting and Breast Cancer Risk: Findings from NHANES (2009–2010), Cancer Epidemiology, Biomarkers and Prevention, April 2015, doi: 10.1158/1055-9965.EPI-14-1292

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